では、商品梱包のアルバイトでは、どのような仕事をするのでしょうか。今回は、梱包アルバイトの仕事内容やメリット・デメリットについてご紹介します。梱包バイト体験者の口コミもまとめたので、参考にしてください。
梱包バイトとは
梱包バイトは、近年需要が増えつつあるアルバイトの1つです。ネットショッピングの増加などから需要が高くなっており、求人サイトで「○○(商品名)の梱包」などと募集しているところを見たことがある人もいるでしょう。
ほとんどが単純作業で、特別な資格や経験が必要ないことから、人気のバイトです。
梱包バイトの仕事内容
梱包のバイトは、商品を袋や段ボールなどに詰める仕事です。顧客から注文の入った商品を配送できるように梱包する場合もあれば、商品を店頭に並べられるように包んだり、店舗までの配送用に梱包することもあります。
作業場所は、主に運送会社やデパートの倉庫、商品を製造する工場などです。梱包する商品は、家具や家電、本やDVDに食品までたくさんの種類があり、勤務先によって梱包する商品も変わります。
梱包方法も商品によって変わりますが、最初にしっかり教えてもらえるので、アルバイト初心者でも気軽に始められるでしょう。
職場によっては、梱包前に行う検品や梱包後に行う仕分けなどの業務が含まれている場合もあります。「梱包だけだと思っていたら、あれもこれもとやることがたくさんあって大変だった」というケースも珍しくありません。
後々のトラブルを避けるためにも、応募するときにどういった作業まで行うのかを確認しておきましょう。
梱包のアルバイトの時給と勤務時間
続いて、梱包アルバイトの時給相場と勤務時間について説明していきます。
時給
梱包アルバイトの時給は、首都圏で800〜1200円が相場です。
深夜や早朝など、特別手当がつく時間帯であれば、さらに高時給で働けることもあるでしょう。
年末年始やイベント時期などの繁忙期なら、高時給で求人を募集しているところも多くなっています。
勤務時間
梱包アルバイトでは、職場によって勤務時間変わります。
求人によっては24時間募集しているところもあるでしょう。
希望の時間帯に働きやすいのも、梱包アルバイトの魅力です。
梱包バイトのメリット
ここからは、梱包バイトのメリットについて解説していきます。梱包バイトのメリットは以下の通りです。
- 初心者でも簡単にできる
- 勤務体系が豊富
- 人とのかかわりが少なくて済む
それぞれ詳しくみていきましょう。
初心者でも簡単にできる
梱包バイトは難しい作業や複雑な作業がないので、初心者でも簡単に始められます。不器用な人や要領が悪いと思っている人でも、すぐ仕事に慣れるでしょう。
商品によって梱包の仕方が違ったりなど、気を付けなければいけない点はありますが、それも最初に教えてもらえるので安心です。
勤務体系が豊富
勤務体系が豊富な点も、梱包バイトの魅力です。もちろん長期でも働けますが、1回のみの単発バイト、繁忙期のみの短期バイトとして働くこともできます。給料も日払いや週払いに対応してくれる職場もあるため、急な出費でお金が必要になったという場合でも安心です。
梱包アルバイトなら、自分の希望に合った求人が見つけられるでしょう。
人とのかかわりが少なくて済む
梱包バイトは、人とのかかわりが少ない仕事です。商品をひたすら箱詰め・袋詰めしていくのが主な仕事なので、一人で黙々と作業を進められます。接客などの業務はありませんし、他の人と業務連絡以外で無理にコミュニケーションを取る必要はありません。接客が苦手な人や、人と話すことが苦手な人でも働きやすいでしょう。
梱包バイトのデメリット
次に、梱包バイトのデメリットを紹介していきます。梱包バイトのデメリットは、以下の通りです。
- 商品によっては力仕事になる
- 確さとスピードが必要
- 流れ作業の場合は、ミスが連帯責任になることもある
詳しく見ていきましょう。
商品によっては力仕事になる
梱包アルバイトの基本は立ち仕事なので、ある程度体力も必要です。体力に自信がない人には向かないでしょう。
同じ場所で立ったまま作業を続けるので、慣れないうちは筋肉痛になることもありますし、梱包する商品が大きかったり重かったりすると力も必要です。
「力仕事は苦手」「体力に自信がない」という人は、梱包アルバイトを探すときに、扱う商品も確認しておきましょう。
正確さとスピードが必要
梱包アルバイトは単純作業の繰り返しですが、正確さとスピードが重視されます。
商品に傷や汚れが付かないように気を付けつつも、スピーディに作業する必要があるのです。作業自体は一人で黙々とできますが、マイペースにのんびり仕事をしたい人には向きません。
流れ作業の場合は、ミスが連帯責任になることもある
商品梱包のアルバイトは、流れ作業で行うこともあります。自分の担当する部分の作業が遅れていると他の人の作業も遅れてしまい、迷惑をかけてしまうでしょう。
また、自分のところで「商品や入れ物を壊してしまった」「入れ方を間違えた」というミスがあった場合、連帯責任になって最初からやり直しということもあるため、ミスをしないように細心の注意を払う必要があります。
梱包バイトはきつい?口コミや評判まとめ
梱包バイトは、「とても楽だった」という人もいれば「きつくて大変だった」という人もいます。これは、梱包アルバイトの向き不向きや職場の環境によるところが大きいようです。では、実際に働いている人は、どんな点が魅力と思っているのか、どんな点に不満があるのか、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ見ていきましょう。
良い口コミ
派遣で1週間だけ梱包アルバイトをやりました。
作業内容は商品をダンボールで梱包して出荷することです。
期間内に終わらせればよかったのですが、2日で仕事を終わらせたので、残りの期間は何もすることが無く…。
それでも、給料はしっかりもらえたので結果的には楽で良い仕事でした。
一人で黙々と作業することが好きなので、梱包アルバイトの仕事はとても楽でした。
仕事の内容も簡単で単純な作業が多いので、最初の日からスムーズに働けました。
いつもではありませんが、商品を従業員価格で安く購入できることがあったのも良かったです。
人と接することが苦手だったので、接客業は避けたいと思い、梱包アルバイトをはじめました。
基本的に一人で作業できる梱包バイトは、とても働きやすかったです。
単純作業を繰り返すだけなので、慣れるとリズムよくこなせるようになりました。
良い口コミとしては、仕事内容が簡単、一人で黙々と作業できるといった点が挙げられています。一人で集中して作業をしたいという人におすすめの仕事といえるでしょう。
悪い口コミ
梱包アルバイトは、ひたすら商品と向き合って作業するので、自分との闘いという感じです。
同じことを繰り返すので、どうしても途中で飽きてしまい、自分には向いていないように感じました。
体力的には楽でしたが、精神的に疲れます。
書籍の梱包アルバイトをしました。
流れ作業だったので、前からも後ろからも「早く早く」と急かされます。
自分が遅れると流れを止めてしまうし、ミスするとやり直しになってしまう。
それがものすごくプレッシャーでついていけませんでした。
日雇いで商品梱包のアルバイトをしました。
服装は、作業しやすい格好なら自由となっていましたが、スカートはNGだしネイルもダメで、私にとっては不自由できつかったです。
悪い口コミとしては、作業に飽きる、プレッシャーがかかるといった点が挙げられています。また、梱包バイトは服装が自由とされていますが、商品を傷つけてしまうリスクや怪我のリスクを考慮して、ネイルやスカートがNGというところも珍しくありません。そういった点に不満を抱えている人もいるようです。
梱包バイトがおすすめな人の特徴
梱包アルバイトは、作業が比較的簡単で人気のアルバイトですが、人によって向き不向きがあります。
梱包アルバイトが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 空いている時間で稼ぎたい
- 黙々と作業をするのが得意な
- 人とのかかわりが苦手な
短期で稼ぎたい高校生や大学生
詳しく見ていきましょう。
空いている時間で稼ぎたい
梱包バイトは働く時間や期間などを調整しやすいため、自分の都合に合わせて空いている時間で働きたいという人に向いているでしょう。
学生なら長期休暇中、主婦なら日中、会社員の副業なら深夜など、希望の条件に合う仕事を見つけやすいです。忙しくて長時間働くのが難しい、スケジュールに合わせてシフトを調整したいという方は、梱包バイトがおすすめできます。
黙々と作業をするのが得意
これまでにも紹介しましたが、一人で黙々と作業するのが得意な人も梱包バイトがおすすめです。
流れ作業なので前後の人との連携が必要になる場合もありますが、基本的には自分のペースでひたすら作業を続けられます。作業内容も単純なので、途中で別の作業に気を取られたり新しい仕事を覚えたりすることも少ないです。
人とのかかわりが苦手
梱包アルバイトは、人とのかかわりが苦手な人にも向いています。
挨拶や業務連絡などの最低限のコミュニケーションは必要ですが、それ以外はほとんど一人での作業です。飲み会などに参加する必要もないため、「煩わしい人間関係に悩みたくない」という人は、梱包バイトを検討してみると良いでしょう。
短期で稼ぎたい高校生や大学生
梱包バイトは短期の募集もされているため、夏休みやGW、冬休み、春休みなどの長期休暇中に一気に稼ぎたいという高校生や大学生にもおすすめです。特にそういった期間中は高時給で募集していることも多いため、効率的に稼げるでしょう。
まとめ
梱包バイトは、ネットショッピングの普及とともに需要が増えています。
求人数が多いので、比較的簡単に見つけられるでしょう。
単純作業の繰り返しでつまらないという意見がある一方で、以下に素早く丁寧に仕事をこなすかというところにやりがいを感じている人もいます。
職場の環境や商品の種類によって仕事の大変さが異なるため、商品梱包のバイト求人に応募するときは、仕事内容をよく確認してからにしましょう。今回紹介したメリットデメリットや口コミなどを参考に、自分が働きやすい梱包バイトを探してみてください。