検品作業って実はきつい?仕事内容や時給相場まで徹底解説!

検品作業の仕事をやってみたいけど、「どういう仕事なのか、よく分からないから不安」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、検品作業とはどのような仕事なのか、仕事内容、時給相場、メリット・デメリットなど、未経験者が知っておくべき内容について徹底解説しています。検品作業の仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

未経験者でもOK!検品作業の仕事内容は?

検品作業の仕事内容は、作業する場所によって「製造業」と「物流業」の2つに分けられます。

製造業と物流業、それぞれで業務内容や取り扱うものはどのくらい違うのか、確認していきましょう。

製造業の検品

製造業は、市場に流通している製品を製造・管理している現場です。

そんな製造業の検品作業は、

  • 不良品の仕分け
  • 混入検品
  • 作動検品

の3つの作業がメインになります。

「不良品の仕分け」や「混入検品」は、製品に不良品や混入物がないかをマニュアルを基にチェックし、発見した場合は取り除く作業です。

「作動検品」は、製品が指示書に書いてある通り正常に動作するかを確認する作業になります。

製造業の現場で扱う製品は、食料品やプラスチック製品・家電・医薬品・自動車・船舶と、ジャンルは多岐に渡っています。そのため、勤務する現場によって、取り扱う製品は大きく変わってきます。

物流業の検品

物流業は、原材料や製品の輸送や管理を行っている現場です。

物流業の検品作業は、

  • 入荷検品
  • 出荷検品
  • 外装検品

の3つが大まかな作業になります。

「入荷検品」は倉庫に搬入された荷物の点数が伝票と一致しているかを確認する作業です。例えば、食料品工場での入荷検品は、搬入された原材料の種類や数量を入庫伝票と照合する作業になります。

「出荷検品」は工場や倉庫でピッキングされた、出荷する荷物の点数と伝票があっているかどうかを確認する作業です。

「外装検品」は製品の外装や梱包に破損や異常がないかを目視で確認する作業で、問題があれば報告が求められます。

検品作業の1日の流れ

次に、検品作業の1日の流れをご紹介します。
扱う商品や工場によって、細かい違いはありますが、一般的に以下の流れで進んでいきます。

1. 出勤

まず出勤したら、制服に着替えることから始めます。

食料品や医薬品といった管理に注意が必要な商品を扱う場合は、手袋やマスクの着用が義務付けられている場合がほとんどです。

また、作業場に入る前にも制服や手などの消毒を行い、マスクを着用します。

制服の有無や作業に入る前の細かいルールは現場によって異なるので、働き始める前に確認しておきましょう。

2. 作業開始

着替えを含む身の回りの準備が整ったら、それぞれの持ち場について作業開始です。。

作業は1日中同じことを行うのではなく、午前は出荷検品を行い、午後は入荷検品を行うといったように時間によって変わる場合もあります。

作業自体は、ベルトコンベアに流れてくる製品をチームで協力しながらチェックするという簡単な業務です。

1人で黙々と行って完結するわけではないので、始業や休憩、終業は従業員全員揃って行います。集中力を必要とする作業になるため、最近ではこまめな休憩を取り入れる現場が増えてきているようです。

1日のノルマが決まっている現場もありますが、あったとしてもハードルの低いものなので、真面目に業務に当たっていれば問題ありません。

3. 退勤

業務が終わると、制服から着替えて退勤となります。

検品を行う工場や倉庫は交通機関の最寄り駅から少し離れた場所にある場合が多いです。

そのため、従業員向けの送迎バスを運行している現場もあります。

検品バイトの服装についてもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

ミスに注意!検品作業のコツとは

検品作業は仕事自体はあまり難しくありませんが、ミスをしてしまうと周囲に大きな影響を与えてしまいます。そのため、ミスをしないように、常に注意しておく必要があるのです。仕事でミスをしないためには、メモを取る、分からないことはそのままにせずに周囲に聞いて確認するといったことを徹底しましょう。当たり前の内容に見えるかもしれませんが、基本的な事項だからこそ重要といえます。

検品作業は稼げるのか?

ここまで検品作業の業務内容や1日の流れについて、ご紹介してきましたが「検品作業は実際にどれくらい稼ぐことができるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

そこで次は検品作業の相場についてご紹介します。検品作業の求人を見る際の参考にしてみて下さい。

検品の時給相場

業種や作業内容によって多少の変動はありますが、東京の検品作業の時給相場は約1,200円です。

時給単価を上げたい場合は夜勤帯に働くのがおすすめです。夜勤帯になると深夜手当がつくため、時給1,300~1,600円の求人もあり、より短期間での高収入が見込めます。

検品バイトで働いた場合の具体例

検品バイトで働いた場合の給料は、大体以下のようになります。具体例を見ていきましょう。

具体例:時給1,300円 × 1日7時間 × 週5日 = 45,500円

月給:45,500円 × 4週間 = 182,000円

年収:182,000 × 12ヵ月 = 2,184,000円

検品作業はきつい?メリットとデメリットをご紹介

検品作業で得られる収入について把握したところで、検品作業のメリットデメリットについて見ていきましょう。

検品バイトは、未経験でも始めやすいことがメリットとして挙げられます。デメリットとしては、立ち仕事が辛いことなどです。より詳しいメリットデメリットを後述していくので、ぜひ参考にしてみてください。

検品作業のメリットとは?

まずは、検品作業を行うメリットについて見ていきましょう。検品作業を行うメリットは下記の3つです。

  • 未経験・無資格でも始められる
  • 自分のペースで仕事ができる
  • 重労働が少ない

今ご自身が仕事に対して何を求めているのかを整理し、検討していきましょう。

未経験・無資格でも始められる

検品作業はこれまでに経験がない人でも始められます。

また、業務を行うに当たって必ず持っていなければいけない資格もありません。先生になりたいのであれば、教員免許の取得が必要ですが、検品作業は無資格でも問題なく始められるのです。

作業自体もあまり難しいものではありませんし、興味のある業界や製品を扱っている求人があれば、ぜひ応募してみてください。

自分のペースで仕事ができる

検品作業の勤務形態は現場によってさまざまです。

週5日フルタイムで出勤する、出勤日数や勤務時間を都合に合わせて調整するなど、自由な働き方ができます。

当然ながら雇用先との相談は必要になりますが、「収入を増やしたい」や「空き時間をうまく使いたい」といった融通を利かせることが可能です。

重労働が少ない

検品作業は目視や手作業でのチェックが基本となります。

重たい荷物を持っての移動やトラックへの積み込み作業などの力仕事はないため、女性や力に自信のない方でも作業をするのは難しくないでしょう。

検品のアルバイトが人気のワケをもっと知りたい方は、以下をチェックしてみてください。

検品作業のデメリットとは?

気軽に始められてシフトの融通も利きやすい検品作業ですが、デメリットにはどういったものがあるのでしょうか。ここからは、検品作業を行う上でのデメリットを3つご紹介します。

  • 立ちっぱなしの作業のため、足腰に負担がかかる
  • 同じ作業の繰り返しでつまらない
  • 検品ミスができないため、集中力が必要になる

検品作業についての不安がある方は、デメリットも考慮しながら検討してみてください。

立ちっぱなしの作業のため、足腰に負担がかかる

検品作業はベルトコンベアの横に立って作業を行うので、基本的に作業時間中は立ちっぱなしになります。

少し体を動かしたり、目線を離すことも難しいので、ふくらはぎや腰に負担を感じることもあるでしょう。負担を軽減させるためには、姿勢を意識する、バイトの前後にストレッチをするなどの対策をすると良いです。

同じ作業の繰り返しでつまらない

作業工程の多さや、複雑さは配属となった現場によって変わりますが、基本的に同じ作業を繰り返すという点はどの現場でも変わりません。

肉体労働が好きな人や、新しい企画や構想を作ることが好きな人は、単純作業に飽きてしまうこともあるでしょう。逆に、単純作業のほうが集中できるという人には向いています。

検品ミスができないため、集中力が必要になる

検品作業にミスは許されません。チームでの流れ作業になるため、1つのミスが全体に大きな影響を与えてしまいます。

検品作業では特にピッキングミスが多いです。不良品や混入物を1箇所で見逃してしまうと、結果としてその先での作業量が増えていきます。

見逃してしまったものが、出荷されてしまうと、最悪搬入先からのクレームを受けてしまうかもしれません。検品作業を行う上では、1つ1つのチェックを確実に丁寧に行わなければいけないため、高い集中力は欠かせいものです。

まだ作業に慣れていない場合は、スピードよりも確実性を高めていきましょう。スピーディに作業をしたほうが良いのではと思ってしまうかもしれませんが、それによってミスが起こると全体の効率を下げてしまいます。やり始めのときは、手順を確実に覚えることを意識して、分からないことがあれば必ず周囲に確認してください。

検品作業に向いている人とは?

検品作業は人によって向き不向きがあります。ここでは検品作業に向いている人の特徴を3つご紹介します。

  • 集中力が続く人
  • 黙々と作業するのが好きな人
  • マニュアル通りのやり方で作業ができる人

自身の特徴と照らし合わせ、参考の1つにしてみて下さい。

集中力が続く人

検品の仕事は単純作業が続くので、集中力は欠かせません。また、作業自体は単純ではあるものの、やるべきことは細かく決まっていて、1つでも欠けると大きなトラブルに発展します。そのため、長い時間でも同じことを変わらず続けることができる人、集中して作業ができてミスが少ない人は検品作業に向いています。

黙々と作業するのが好きな人

検品作業は接客業などとは違い、担当となった業務を淡々とこなしていくことになるので、自分に課せられた業務を確実にこなす能力が求められます。

割り振られた作業を確実に消化していくことや、作業の結果積み上がった成果に喜びを感じる人に向いているといえるでしょう。

マニュアル通りのやり方で作業ができる人

検品作業は決められた場所で決められたものを扱い続けます。

他の場所でも同じ作業が行われているため、担当の場所で必要とされている工程を確実にこなす必要があります。自分なりのやり方でやってしまうと、他の場所との違いができてしまう可能性があるので、マニュアル通りに動ける人が求められるのです。

検品マニュアルで決められた手順や注意すべきことを理解し、丁寧に作業を進めていくことが好きな方は検品作業に向いているでしょう。

まとめ:安心して仕事を始めよう!

検品作業は製品を完成させる上で非常に重要な役割を占めている業務です。

「検品作業」の作業内容や時給相場、メリット・デメリットについて理解が深まったのではないでしょうか。

同じ作業をただただ繰り返しているだけのイメージがあったかもしれませんが、作業の中に正確さや丁寧さが求められています。

「自分の性格にあっているかもしれない」と思った方は、興味のある業種の求人や気になる商品を取り扱っている企業の求人などを探してみてください。

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